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駄文置場という名の虚無空間です

 

よし、虚無ろう

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Posted on 00:58:59 «edit»
IMG_20140809_004319(1).jpg
 セル版BDコレクターズパック買いました。昭和勝利END見たさに。

 さて、通して見たところ本編に変化はなく、事前情報通り、最後のバトルのみ2パターン存在するマルチエンディングとなっておりました。

とりあえず本編の感想は以前書いたのでこちらで。
ykitama.blog.fc2.com/blog-entry-225.html


 ざっと振り返ると――

【公開版――つまり『平成勝利END』】
 1号ライダーの猛攻に倒れこんだ鎧武が、背中に一輪の花の見つけてそれを守るために1号のライダーキックを避けずにそのまま受けようとします。その姿に本郷先輩が「私の負けだ……」とグレンダイザーのED思い出して反省する、という流れでした。


 そして今回。

【未公開版――つまり『昭和勝利END』】
 鎧武と攻防を続ける1号は、鎧武がナギナタ無双スライサーのカウントをする際、相対して不動のままに構え続けます。その姿を見た鎧武は悟り、その動きを止め「俺の負けだ……」と呟きます。

 鳴滝「そうか……1号は反撃の機会があったのに、鎧武が最大の力を出せるまで待っていた……!それだけ鎧武の強さに期待しているということか……!」

 鎧武「その優しさを貫く強さこそ、本当の強さだと思う」

 1号「よくぞ気付いた…流石だぞ、仮面ライダー鎧武……!」



 そして平成・昭和共通ENDへ――。





 ――これ、一見昭和ライダーの言い分が通ったような形になっているように見えますが、実際はその逆ですね。

 本編中盤で、士達と1号達が対峙した際、こんな会話があります。




1号「ディケイド、お前とて、死に場所を探す旅をしてたんじゃあないのか?」

士「確かに俺は世界を旅し、多くの仲間と出会ってきた。その中にはすでに死んだ者もいた。だが俺はそいつらの事は忘れない。この胸に、永遠に刻み込んでおく……」

巧「人はみな生きて、死んでゆく。その思いは、生きていようが死んでいようが関係ない!」

紘汰「それが切なる願いなら……俺達が叶えてやる!」

1号「人類の平和を守るためには、”優しさ”を捨てる覚悟も必要だ!」

紘汰「それがライダーの道だってんなら……そんな強さなんていらねえ!!」




 ……この会話から、平成ライダーの主張は、死者の存在を忘れず心に持ち続ける事、想い続ける事は「強さへと変わる”優しさ”」であると。

 対し、昭和ライダーの主張は、死者の存在に後ろ髪を引かれ続ける事を止め、前に進む事こそ「平和のための強さ」であると。


 作劇上のスタンスの違いは極論的であると以前の感想にも書いたのですが、公開版ではそのスタンスの違いに「1号ライダーが考えを改める」という点がどうしても引っかかったのです。
 40数年戦い続けた俺達の本郷猛が”優しさの強さ”を理解していないはずがない、と。



 今回の昭和勝利版、鎧武の力を最大限に引き出そうとする1号の戦いを見て思い至る部分がありました。

 本郷猛の本心は「強さに変わる優しさ」を否定しているのではない。
 「たとえ誰が、どんな意見が立ちはだかろうと、その”優しさ”が正しいと思うのなら、私達を倒してでもその”優しさ”を貫く強さを持て」という事ではないか。


 「その"優しさ"を貫く強さこそ、本当の強さだと思う」

 ここの”その優しさ”とは、最後の戦いが始まる直前の会話…


本郷「お前たちの生ぬるい”優しさ”が、今回の危機を招いたと言っても過言ではない!」

鎧武「待ってくれ、だからって俺達が戦うなんて…!」


本郷「問答無用!」


 ここにかかっている言葉ですね。
 この本郷の言い分を跳ね除け、その”優しさ”を正しいと信じて貫くために、湧き上がる力……反骨心とも言えるその気持ちを本郷は求めたのでしょう。だからこその、

「よくぞ気付いた……流石だぞ、”仮面ライダー鎧武”……!」

 という言葉。

  鎧武の力を引き出す事、対立を促す姿勢は優しさではなく、期待を寄せるが故の厳しさの表れです。なので”優しさ”は今回の昭和ライダーの行動には適応されません。

 「よく気付いた」と本郷は言います。ならば、本郷猛が本当に求め、強く持っていて欲しいと願い、戦いの末に認めたのは、間違いなく”平成ライダーの優しさ”のはずです。


 そして、最初に出会った時アーマードライダーと呼び、仮面ライダー道を分かっていない!と叱咤した1号が、最後にようやく鎧武を「仮面ライダー」と呼んでくれました。なんだか自分のことのように嬉しかったり。


 ――以上は、あくまで私的な解釈です。この映画で二転三転した本郷猛という存在の言い分に一本筋を通すための、自分のための解釈です。
 上記の行動が昭和ライダーの真意なら、敬介がたっくんの過去を聴いた後、ファイズだと知ってから急変した行動も、背負ってしまったものを捨てず、なお持ち続けるつもりなら、しっかり立て!という叱咤激励と受け取れます。

 こう考えるとやっぱり『友情の大特訓』映画だなあ、という感じに収まります。

 実際、体育会系の縦社会感が強い昭和ライダーが加わった作品で、先輩を蔑ろにしてしまうと一気に情けなさが倍増してしまうので、こちらの方がシリーズ全体としては平和であるとも思います。


 自分の見渡した狭い範囲ではありますが、どっちに勝って欲しい!なんて本気の本気で思っていた人はほとんどいない印象がありますので、こちらを公開した方が良かったんじゃないかなあ……w
 今見直すと、こちらを念頭に作っていて平成勝利こそアナザーだったのでは?とも思いましたが、どうなんでしょうね。やっぱ花より厳しい先輩の愛のムチの方がまだ体育会系ヒーロー先輩達の立場もあると思うんですが、どうでしょう。




 あと、恒例のボーナスディスク。最近はBDになってくれてますが、今回はオリキャス満載で一見の価値アリです。

 平成そして昭和のオリキャス達のコメント、戒斗さんの笑顔と水落ちと缶々にもいじられる姿、いつもの翔太郎、大首領士、バジンさんとたっくん、にこやかな村雨、キックしたかった敬介などなど……そしてED撮影の慣らしで低姿勢でサイクロンを乗り回すぼくらの本郷猛が見れるぞ!

 いつも以上にニヤつける、そして仮面ライダーの歴史を感じる個人的には必見のものとなっています。特に昭和キャスト好きは見てると鳥肌が立ってくる(実体験)のでイチオシですよー(宣伝)。


 

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素晴らしい解釈と考察、ありがとうございます。
そもそもなんで昭和勢が平成の敵に回ったのか、正直にいうと劇場公開分だけだとよくわからないところがあったものでして…
なるほど、あのラストの大戦パートにはそういう意味合いがあったわけですね。
優しさを捨てる覚悟が必要、なんて仮面ライダーspirits読む限りでは本郷は絶対言わねぇよと思いましたし。
劇場で見た限りでは大戦パート絶対に要らねーだろって思いましたので。
おかげで100%納得できましたし、仮面ライダーの春映画で一番好きになれました。

  by よっしん

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 コメント 

素晴らしい解釈と考察、ありがとうございます。
そもそもなんで昭和勢が平成の敵に回ったのか、正直にいうと劇場公開分だけだとよくわからないところがあったものでして…
なるほど、あのラストの大戦パートにはそういう意味合いがあったわけですね。
優しさを捨てる覚悟が必要、なんて仮面ライダーspirits読む限りでは本郷は絶対言わねぇよと思いましたし。
劇場で見た限りでは大戦パート絶対に要らねーだろって思いましたので。
おかげで100%納得できましたし、仮面ライダーの春映画で一番好きになれました。

2015/01/14 13:54 | URL | よっしん #-  edit

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