2015年01月の記事一覧
- 2015/01/26 『イマジネーション止めてみな!烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー!出発進行!』
- 2015/01/22 『キャプテンハーロック 次元航海』第1巻
Posted on 13:36:09 «edit»
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今年もー!新年明けてのVSスーパー戦隊だー!
『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』
監督:渡辺勝也 脚本:小林靖子
宇宙よりギャラクシーラインを巻き込んで飛来したデーボスの創造主『デビウス』の復活を前に危機にされされる地球。
かけつけるトッキュウジャーとキョウリュウジャー。復活完了までのタイムリミットは1日。
そこまでにデビウスのいる宇宙ステーションに突入出来るか……!?
というあらすじで恒例のお正月戦隊映画です。
去年があまりにもお祭り騒ぎだったので今年は控えめな宣伝だった気がしてましたが、蓋を開けてみれば「ううーむ、上手い」と思わず唸る点がちらほらある見事な一作でありました。。最近の靖子にゃん脚本作品の中でも割りとお気に入りです。
例によってすべて書きたいところですが、アホみたく長くなってしまうのでふたつの戦隊+αで。
●烈車戦隊トッキュウジャー
遠足出発進行ー!
今年の主役はトッキュウジャー。世界観も主にトッキュウ側でしたね。事件の発端こそキョウリュウ側にありましたが、ここは現役戦隊、足場は譲らないといったところ。
冒頭からいきなりレディことまいんちゃんのギャラクシーラインが登場。おお、いきなり夏映画拾ってくるねーっていうかまたSOSかよギャラクシーライン!あぶねえよあの路線。
今回双方の戦隊の差別化・特色の振り分けとして強調されていたトッキュウ側のカラーは「本当は子供であること」「戦いの規模」。
この二つが大きな焦点でした。
まず「本当は子供であること」
子供トッキュウジャーというのが本作のセールスポイントではあったのですが、これはテレビシリーズ後半に入って明かされた"5人は本当はまだ小学生"という設定を前面に持ち出してきたものであり、トッキュウならではの展開と言えます。
言うなれば、テレビシリーズを見ている事を前提に+αで付加された、本編では掘り下げない方法でトッキュウジャーという戦隊を描き出すものでした。戦闘スタイルひとつとっても、子供トッキュウジャー達はいたずらじみていて面白く、可愛かったですね。
そして「戦いの規模」
子供トッキュウジャーを庇って傷つき倒れたキョウリュウジャー達。デビウス復活までもう時間が無い状況で、彼らは自分達の置かれた境遇が"怖い"という。
そこで浮き彫りになるのが、世界を股にかけて戦ってきたド派手で強い無敵のスーパースター・キョウリュウジャーと、ひとつひとつの駅を旅して、ひとつひとつの街を守り、故郷へと向かうトッキュウジャーの戦い規模の違い。
デビウスにより地球そのものが終わるかもしれない。その局面において、戦えるのは――"地球を背負えるのは僕らだけ"という状況に、ライト達は置かれるのです。今までとはスケールが違う背負うものの大きさ。
人々の生活の灯、喧騒……地球にあるそれら全て。
本当は小さな子供である彼らが背負うには重すぎるそれを、それでも背負おうと決意するシーンから、お兄さん涙が止まりませんでした。ぼろぼろぼろぼろ泣けて来てデビウス戦辺りまで戦うトッキュウジャーに子供トッキュウジャーの姿がフラッシュバックして涙が止まらず。
戦う強さに年齢も規模も関係無く。彼らもまた無敵のスーパースターであり、スーパー戦隊でした。そしていつか必ず、笑顔で秘密基地に集まれる生活に戻って欲しいな、なんて思いながらまた泣きました。
それまで保護者虹野、しっかり見てろよ!赤ちゃんもな!
●獣電戦隊キョウリュウジャー
一年ぶりに荒~れ~る~ぜ~!止めてみな!!
復活、竜の戦士達。熱いスピリッツをブレイブインして帰って来ました史上最強のブレイブ。
今回はついに創造主との戦い。最後のキョウリュウジャーの相手としては当然でしょう。100年後も戦いはありますがw
髪を切ってサッパリしすぎて誰か分からなくなりつつあるダイゴがメインとしてトッキュウジャーと絡みます。相変わらずのテンションでしたが、野生の勘は健在のようでトッキュウジャー達を本質的に子供であると感じ取っている節が。
しかし彼らの旅を「遠足」と称し、戦いに巻き込まないように(乱暴な)配慮をした結果が、ライト達の対抗心を燃やす結果になる訳ですが。
この「遠足」という単語、最初こそ煽りめいていましたが、決戦ではライトの決断を促す言葉として、そして死地から生きて帰るため「家に帰るまでが遠足」としてキングに投げかけるライトの言葉として、実に効果的に使われていました。
本作で上手いなあと思った点のひとつ。ライト達が子供であるという事も加えて良い言葉選びでした。
最後の集結には親父をはじめとしたバイオレット、シアン、グレーがいずれも継承者達として登場し、トリンもぴかぴか光って協力、なんだかんだでやっぱり大集合のキョウリュウジャー。何気に全員オリキャスで凄い。
本編通してウッチーが面白役過ぎて、ゴールドとして活躍してもあれで名誉挽回出来ているかも怪しいところでした。撮影してた駅も丸山駅とかいう名前だったらしく、何処まで面白要員なんだウッチー(丸山さん)……w
●シャドーライン
ネロ男爵面白すぎ。なに人気点数稼いでんの。
何だか終始巻き込まれてるだけだった気がしないでもない今回のシャドーラインですが、クロックシャドーはなかなか強烈な能力の持ち主でしたね。歌声を聞く時間の長さで若返るって、それ加減次第では闇どころか光を生み出しかねませんが、聞かせまくると完全消滅も狙える恐ろしいやつ。なお忍者には効かん模様。
基本的に映画枠はメイン敵とは一時休戦になる事が多々ありますが、今回は最終的に共同戦線を張り、名乗りをご一緒するまでに。ネロ男爵だけですが。スピリットレンジャーまで出揃った中、次々と続く名乗りと爆炎は壮大でカッコ良かったですね。ネロ男爵だけですが(いじり倒し)。
こういう結果になったのも唯我独尊的なゼットの性格故。そして共通の敵を持つとやはり強いですね。呉越同舟です。ワキワキです。
個々の感想はこんなところ。
見所はやはり追加戦士同士の濃厚すぎる絡みでしょう。どっちもネタ要員みたいな感じなので2人のパートはニヤニヤしっぱなしでした。靖子にゃんウッチー好きだろーw
しかし明は美味しいキャラですね。「安心しろ、俺はデカい」のシーン、体だけでなく本当に器もデカいなあと。安心しろの言葉通り、彼がいてこそ後半のトッキュウジャーは戦えたのだと。引率者というか、やっぱり保護者じゃないか(ほんわか)。
全体的なドラマはトッキュウ寄りで、キョウリュウはゲスト扱いが強かったですが、渡辺監督の拘りの画がスパイスを効かせており、アクション面では衰える事なくブレイブでした。
長回しの崖シーンや空撮なども多彩で、イアンのダンス&ガンアクションなんかはキョウリュウ本編でもなかなかお眼にかかれなかったレベルの華麗さでした。女の子チームにハブられる運命でしたがw
双方、別組織の敵に攻撃が通らず、獣電池とレッシャーを入れ替えて互いに補う事で協力が不可欠となるなど、玩具ギミックの活用も含めて「共演する事に意味と意義を持たせた」設定が今更ながらに見事でした。
逆転に繋がるキャンデリラとラッキューロの使い方も地味ながら素晴らしい。
キョウリュウジャー最後の敵となったデビウスですが、復活前は鉄甲機ミカヅキかな?と思いましたが復活してみるとちゃんとデーボス系のカラーリングで、世紀王みたいな声で、強いのか弱いのか分かりませんでしたが相手が悪かったですね。
ダイゴも言ってたように"地球すべてを敵に回した"形になったので敗北は必至でした。てか巨大戦を等身大で済まされるとはw
ここ数年はお祭り騒ぎなVS戦隊が続いたので基本に立ち戻った感じでしたが、故に手堅く、堅実でありながらも「VSはこうでなくては!」という満足度の高いものでしたね。生誕40周年作品へと向かう前で改めて立ち戻ってくれる事に安心しました。
うーん、忍者アクション大好き。てか何だこのジツは。巨大化キャンセル?忍法竜巻ファイターかな?というかアイサツを要求したり「サヨナラ!」と爆散したり、これ実際ニンニンジャスレイヤーだ!ゴウランガ!
アフレコがまだまだ初々しいですねー。年間通してどんどん上達していくでしょう。それもまた魅力です。
伝説を乗りこなして来た史上最強のブレイブ・キョウリュウジャーの戦いはこれにて終了。100年後の未来はさておき、彼らもまた伝説の一部になって行きました。
史上最年少戦隊トッキュウジャーの遠足も、昴ヶ浜に帰るまでが遠足です。必ずみんなで帰って欲しいと願います。キラキラな心のままで。
そして次代を担うニンニンジャー。史上3代目となった忍者戦隊としてニンジャイヤーッ!になるであろう2015年をド派手に彩って欲しいものです。
そんなわけで今年のVSの感想も終了。残すはトッキュウジャーの結末のみ。
ゼットとライト達の因縁はどんな終着点に行き着くのか。すべてが終わった時、明の死に場所は?グリッタ嬢は?気になります。
今年もー!新年明けてのVSスーパー戦隊だー!
『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』
監督:渡辺勝也 脚本:小林靖子
宇宙よりギャラクシーラインを巻き込んで飛来したデーボスの創造主『デビウス』の復活を前に危機にされされる地球。
かけつけるトッキュウジャーとキョウリュウジャー。復活完了までのタイムリミットは1日。
そこまでにデビウスのいる宇宙ステーションに突入出来るか……!?
というあらすじで恒例のお正月戦隊映画です。
去年があまりにもお祭り騒ぎだったので今年は控えめな宣伝だった気がしてましたが、蓋を開けてみれば「ううーむ、上手い」と思わず唸る点がちらほらある見事な一作でありました。。最近の靖子にゃん脚本作品の中でも割りとお気に入りです。
例によってすべて書きたいところですが、アホみたく長くなってしまうのでふたつの戦隊+αで。
●烈車戦隊トッキュウジャー
遠足出発進行ー!
今年の主役はトッキュウジャー。世界観も主にトッキュウ側でしたね。事件の発端こそキョウリュウ側にありましたが、ここは現役戦隊、足場は譲らないといったところ。
冒頭からいきなりレディことまいんちゃんのギャラクシーラインが登場。おお、いきなり夏映画拾ってくるねーっていうかまたSOSかよギャラクシーライン!あぶねえよあの路線。
今回双方の戦隊の差別化・特色の振り分けとして強調されていたトッキュウ側のカラーは「本当は子供であること」「戦いの規模」。
この二つが大きな焦点でした。
まず「本当は子供であること」
子供トッキュウジャーというのが本作のセールスポイントではあったのですが、これはテレビシリーズ後半に入って明かされた"5人は本当はまだ小学生"という設定を前面に持ち出してきたものであり、トッキュウならではの展開と言えます。
言うなれば、テレビシリーズを見ている事を前提に+αで付加された、本編では掘り下げない方法でトッキュウジャーという戦隊を描き出すものでした。戦闘スタイルひとつとっても、子供トッキュウジャー達はいたずらじみていて面白く、可愛かったですね。
そして「戦いの規模」
子供トッキュウジャーを庇って傷つき倒れたキョウリュウジャー達。デビウス復活までもう時間が無い状況で、彼らは自分達の置かれた境遇が"怖い"という。
そこで浮き彫りになるのが、世界を股にかけて戦ってきたド派手で強い無敵のスーパースター・キョウリュウジャーと、ひとつひとつの駅を旅して、ひとつひとつの街を守り、故郷へと向かうトッキュウジャーの戦い規模の違い。
デビウスにより地球そのものが終わるかもしれない。その局面において、戦えるのは――"地球を背負えるのは僕らだけ"という状況に、ライト達は置かれるのです。今までとはスケールが違う背負うものの大きさ。
人々の生活の灯、喧騒……地球にあるそれら全て。
本当は小さな子供である彼らが背負うには重すぎるそれを、それでも背負おうと決意するシーンから、お兄さん涙が止まりませんでした。ぼろぼろぼろぼろ泣けて来てデビウス戦辺りまで戦うトッキュウジャーに子供トッキュウジャーの姿がフラッシュバックして涙が止まらず。
戦う強さに年齢も規模も関係無く。彼らもまた無敵のスーパースターであり、スーパー戦隊でした。そしていつか必ず、笑顔で秘密基地に集まれる生活に戻って欲しいな、なんて思いながらまた泣きました。
それまで保護者虹野、しっかり見てろよ!赤ちゃんもな!
●獣電戦隊キョウリュウジャー
一年ぶりに荒~れ~る~ぜ~!止めてみな!!
復活、竜の戦士達。熱いスピリッツをブレイブインして帰って来ました史上最強のブレイブ。
今回はついに創造主との戦い。最後のキョウリュウジャーの相手としては当然でしょう。100年後も戦いはありますがw
髪を切ってサッパリしすぎて誰か分からなくなりつつあるダイゴがメインとしてトッキュウジャーと絡みます。相変わらずのテンションでしたが、野生の勘は健在のようでトッキュウジャー達を本質的に子供であると感じ取っている節が。
しかし彼らの旅を「遠足」と称し、戦いに巻き込まないように(乱暴な)配慮をした結果が、ライト達の対抗心を燃やす結果になる訳ですが。
この「遠足」という単語、最初こそ煽りめいていましたが、決戦ではライトの決断を促す言葉として、そして死地から生きて帰るため「家に帰るまでが遠足」としてキングに投げかけるライトの言葉として、実に効果的に使われていました。
本作で上手いなあと思った点のひとつ。ライト達が子供であるという事も加えて良い言葉選びでした。
最後の集結には親父をはじめとしたバイオレット、シアン、グレーがいずれも継承者達として登場し、トリンもぴかぴか光って協力、なんだかんだでやっぱり大集合のキョウリュウジャー。何気に全員オリキャスで凄い。
本編通してウッチーが面白役過ぎて、ゴールドとして活躍してもあれで名誉挽回出来ているかも怪しいところでした。撮影してた駅も丸山駅とかいう名前だったらしく、何処まで面白要員なんだウッチー(丸山さん)……w
●シャドーライン
ネロ男爵面白すぎ。なに人気点数稼いでんの。
何だか終始巻き込まれてるだけだった気がしないでもない今回のシャドーラインですが、クロックシャドーはなかなか強烈な能力の持ち主でしたね。歌声を聞く時間の長さで若返るって、それ加減次第では闇どころか光を生み出しかねませんが、聞かせまくると完全消滅も狙える恐ろしいやつ。なお忍者には効かん模様。
基本的に映画枠はメイン敵とは一時休戦になる事が多々ありますが、今回は最終的に共同戦線を張り、名乗りをご一緒するまでに。ネロ男爵だけですが。スピリットレンジャーまで出揃った中、次々と続く名乗りと爆炎は壮大でカッコ良かったですね。ネロ男爵だけですが(いじり倒し)。
こういう結果になったのも唯我独尊的なゼットの性格故。そして共通の敵を持つとやはり強いですね。呉越同舟です。ワキワキです。
個々の感想はこんなところ。
見所はやはり追加戦士同士の濃厚すぎる絡みでしょう。どっちもネタ要員みたいな感じなので2人のパートはニヤニヤしっぱなしでした。靖子にゃんウッチー好きだろーw
しかし明は美味しいキャラですね。「安心しろ、俺はデカい」のシーン、体だけでなく本当に器もデカいなあと。安心しろの言葉通り、彼がいてこそ後半のトッキュウジャーは戦えたのだと。引率者というか、やっぱり保護者じゃないか(ほんわか)。
全体的なドラマはトッキュウ寄りで、キョウリュウはゲスト扱いが強かったですが、渡辺監督の拘りの画がスパイスを効かせており、アクション面では衰える事なくブレイブでした。
長回しの崖シーンや空撮なども多彩で、イアンのダンス&ガンアクションなんかはキョウリュウ本編でもなかなかお眼にかかれなかったレベルの華麗さでした。女の子チームにハブられる運命でしたがw
双方、別組織の敵に攻撃が通らず、獣電池とレッシャーを入れ替えて互いに補う事で協力が不可欠となるなど、玩具ギミックの活用も含めて「共演する事に意味と意義を持たせた」設定が今更ながらに見事でした。
逆転に繋がるキャンデリラとラッキューロの使い方も地味ながら素晴らしい。
キョウリュウジャー最後の敵となったデビウスですが、復活前は鉄甲機ミカヅキかな?と思いましたが復活してみるとちゃんとデーボス系のカラーリングで、世紀王みたいな声で、強いのか弱いのか分かりませんでしたが相手が悪かったですね。
ダイゴも言ってたように"地球すべてを敵に回した"形になったので敗北は必至でした。てか巨大戦を等身大で済まされるとはw
ここ数年はお祭り騒ぎなVS戦隊が続いたので基本に立ち戻った感じでしたが、故に手堅く、堅実でありながらも「VSはこうでなくては!」という満足度の高いものでしたね。生誕40周年作品へと向かう前で改めて立ち戻ってくれる事に安心しました。
――そう。40周年です。
今度の戦隊は何じゃ何じゃ?
ニンジャ?ニンジャ?
そう、忍者!
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』
今度の戦隊は何じゃ何じゃ?
ニンジャ?ニンジャ?
そう、忍者!
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』
忍びなれども忍ばない、忍ぶどころか暴れるやつら、今年も劇中に姿を見せてくれました。
うーん、忍者アクション大好き。てか何だこのジツは。巨大化キャンセル?忍法竜巻ファイターかな?というかアイサツを要求したり「サヨナラ!」と爆散したり、これ実際ニンニンジャスレイヤーだ!ゴウランガ!
アフレコがまだまだ初々しいですねー。年間通してどんどん上達していくでしょう。それもまた魅力です。
伝説を乗りこなして来た史上最強のブレイブ・キョウリュウジャーの戦いはこれにて終了。100年後の未来はさておき、彼らもまた伝説の一部になって行きました。
史上最年少戦隊トッキュウジャーの遠足も、昴ヶ浜に帰るまでが遠足です。必ずみんなで帰って欲しいと願います。キラキラな心のままで。
そして次代を担うニンニンジャー。史上3代目となった忍者戦隊としてニンジャイヤーッ!になるであろう2015年をド派手に彩って欲しいものです。
そんなわけで今年のVSの感想も終了。残すはトッキュウジャーの結末のみ。
ゼットとライト達の因縁はどんな終着点に行き着くのか。すべてが終わった時、明の死に場所は?グリッタ嬢は?気になります。
遅延上等、最後の最後まで日曜朝に出発進行!
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Posted on 01:12:55 «edit»
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随分とお久しぶりですね。私生活がごたついてるので放置気味でしたが、久しぶりにちょいとマンガのお話を。
さて、今回の話題は
『キャプテンハーロック 次元航海』第1巻
原作:松本零士 漫画:嶋星光壱
となっております。連載雑誌は僕らのチャンピオンRED。
かつての赤い核実験場も今や実に俺達向けの雑誌となりましたね。
さて。
まず言っておきたいのは「副題がついているし本編からのスピンオフなのかな?」と思うかも知れませんが、1巻を読む限りそんな事はない、という事です。
ベースは松本先生の描かれた漫画&TVアニメ第1作目の世界観を下地にしており、大まかな流れは一緒。どちらかというとリメイクに分類される作品。
しかし、読み進めていくとただのハーロックのリメイクではないのです。
「こ、これはハーロックに視点を置いた松本大宇宙作品……!」
という驚きが駆け巡ります。というのも、ハーロックの世界を改めて描く中で、様々なハーロック関連の作品群の要素を掛け合わせて世界観を再構築したものになっているのです。
基本設定と世界観は漫画&アニメ(『宇宙海賊キャプテンハーロック』より)
遠方には宇宙へと伸びる線路(『銀河鉄道999』より)
クイーンエメラルダスの登場(『クイーンエメラルダス』より)
作中で言及された”かつての地球の危機”
・ガミラス(『宇宙戦艦ヤマト』より)
・デザリアム(映画『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』『ヤマトよ永遠に』より)
・イルミダス(『わが青春のアルカディア無限軌道SSX』『アイランダー零』より)
太陽系連邦”ガイアフリート”とその長官”切田 威天来”(CG映画『キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』より)
かつてのガイアフリート所属艦達。
・まほろば(漫画『超時空戦艦まほろば』より)
・凌駕(漫画『超時空戦艦まほろば』より)
・Gヤマト(漫画『新宇宙戦艦ヤマト』より)
・ユーノス(アニメ『大YAMATO零号』より)
・アストレア(未映像化アニメ『超時空戦艦まほろば』『惑星ロボダンガードA』より)
そして1巻の最後は『わが青春のアルカディア』
いやはや、細かいところに色々入れてきます。
他にも仕込んでるかもしれませんが、松本零士フリークならばなかなかニヤニヤ出来る要素が並んでますね。
アストレアには感動しました。ちゃんとダンガードモチーフの機甲半神ディーガードの姿も確認できます。
てかまほろばのアニメ化どうなったんだ……2013年公開じゃなかったっけ。
描かれる嶋星さんは失礼ながら存じ上げないのですが、松本零士先生のお弟子さんにあたるのかな?
絵柄は個性が出る部分もありながら、かなりオリジナルを踏襲したタッチもあります。
ハーロックや台場、女性キャラ陣……所謂美形キャラは割と氏の画風で描かれていますが、それ以外の特徴的な松本零士ワールドキャラな顔つきの面々は結構な再現度です。輪郭の歪み方などに拘りがちょこちょこ伺えますね。
お話はまだまだプロローグ。これからどう転がって行くかは分かりませんが、滑り出しからしてこのネタの詰まりっぷりです。この先何が出てくるのか楽しみですね。
ただ、経験上ハーロックの物語って大方終わりが見えないんだよなあ……w
随分とお久しぶりですね。私生活がごたついてるので放置気味でしたが、久しぶりにちょいとマンガのお話を。
さて、今回の話題は
『キャプテンハーロック 次元航海』第1巻
原作:松本零士 漫画:嶋星光壱
となっております。連載雑誌は僕らのチャンピオンRED。
かつての赤い核実験場も今や実に俺達向けの雑誌となりましたね。
さて。
まず言っておきたいのは「副題がついているし本編からのスピンオフなのかな?」と思うかも知れませんが、1巻を読む限りそんな事はない、という事です。
ベースは松本先生の描かれた漫画&TVアニメ第1作目の世界観を下地にしており、大まかな流れは一緒。どちらかというとリメイクに分類される作品。
しかし、読み進めていくとただのハーロックのリメイクではないのです。
「こ、これはハーロックに視点を置いた松本大宇宙作品……!」
という驚きが駆け巡ります。というのも、ハーロックの世界を改めて描く中で、様々なハーロック関連の作品群の要素を掛け合わせて世界観を再構築したものになっているのです。
基本設定と世界観は漫画&アニメ(『宇宙海賊キャプテンハーロック』より)
遠方には宇宙へと伸びる線路(『銀河鉄道999』より)
クイーンエメラルダスの登場(『クイーンエメラルダス』より)
作中で言及された”かつての地球の危機”
・ガミラス(『宇宙戦艦ヤマト』より)
・デザリアム(映画『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』『ヤマトよ永遠に』より)
・イルミダス(『わが青春のアルカディア無限軌道SSX』『アイランダー零』より)
太陽系連邦”ガイアフリート”とその長官”切田 威天来”(CG映画『キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』より)
かつてのガイアフリート所属艦達。
・まほろば(漫画『超時空戦艦まほろば』より)
・凌駕(漫画『超時空戦艦まほろば』より)
・Gヤマト(漫画『新宇宙戦艦ヤマト』より)
・ユーノス(アニメ『大YAMATO零号』より)
・アストレア(未映像化アニメ『超時空戦艦まほろば』『惑星ロボダンガードA』より)
そして1巻の最後は『わが青春のアルカディア』
いやはや、細かいところに色々入れてきます。
他にも仕込んでるかもしれませんが、松本零士フリークならばなかなかニヤニヤ出来る要素が並んでますね。
アストレアには感動しました。ちゃんとダンガードモチーフの機甲半神ディーガードの姿も確認できます。
てかまほろばのアニメ化どうなったんだ……2013年公開じゃなかったっけ。
描かれる嶋星さんは失礼ながら存じ上げないのですが、松本零士先生のお弟子さんにあたるのかな?
絵柄は個性が出る部分もありながら、かなりオリジナルを踏襲したタッチもあります。
ハーロックや台場、女性キャラ陣……所謂美形キャラは割と氏の画風で描かれていますが、それ以外の特徴的な松本零士ワールドキャラな顔つきの面々は結構な再現度です。輪郭の歪み方などに拘りがちょこちょこ伺えますね。
お話はまだまだプロローグ。これからどう転がって行くかは分かりませんが、滑り出しからしてこのネタの詰まりっぷりです。この先何が出てくるのか楽しみですね。
ただ、経験上ハーロックの物語って大方終わりが見えないんだよなあ……w
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